〜〜 中島先生からメッセージ 〜〜
 
 
 今回の「目からうろこ」は、「介入」に焦点を当ててみたいと思います。とは言っても、介入というと、その全体をお話するのには、僕の頭を整理したとしても、軽くWS数回分になってしまいます。従いまして今回は、そのさわりとなるような、「介入の前提(条件)」「肯定」「間接的であること」というテーマについてお話しようと思います。
このテーマは、僕に関して言うと、相当長い間、ずっと考えてきたもので、まあ、「今晩のおかずは何にしようかな」なんてことを考えるのと一緒の行為になるわけです。
というのは僕は、「相互作用」という言葉が大嫌いで(笑)、つまり、「僕はあなたのことが好きだから、あなたも僕のことが好きなんでしょ?」というノリが許せない人間なのです。だから、「信頼してください」とか「信用してます」というアプローチはしませんし、そんなところに大事なセラピーを委ねられない!、と思っています。
そんな考えは、トランスに出会ってから、ますます強くなりました。信頼や信用ではいいトランスの中にいることはできず・・・。そういうところでの「肯定」であり、「間接」であるわけです。
今回はそういうところに焦点を絞って、みなさんが臨床のスタイルを見直していかれるのに少しの参考になれば、WSを組み立ててみます。

 

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